
5月23日は「ラブレターの日」ですね。この日になったのは1つは語呂合わせ。5(こ),2(ふ),3(み)ってことですね。1988年に公開された『ラブ・レター』という映画のPRのために松竹株式会社が制定したとのことです。
さて、ラブレター、いろんな人に書きますよね。イメージとしては好きな人同士の間で交わされるもの、ですが、恋人、家族、友人、先輩、後輩、愛情や感謝を伝える「手紙」は何でも恋文だと私は思います。今日は「手紙をかくこと」が脳にどんな影響があるのか、書き留めますね。
◇手紙を書く時の脳の動き

まず簡単に脳の構造の説明を。とはいっても複雑すぎて一生勉強し続けなければいけない分野なので、簡単に説明はなかなか難しい。ざっと今日は必要なところだけ、ということにしておきますね。脳は大きく分けて、大脳、小脳、脳幹に分かれています。そして、大脳は、右脳と左脳があって、「大脳辺縁系」と言われる本能、情動行動、基本的な感覚をを司る部分と、「大脳新皮質」という思考、判断、創造をなどの知性を司る部分があります。「大脳新皮質」は前頭連合野、頭頂連合野、側頭連合野、後頭連合野と機能的に4つの分野に分かれています。
私たちは手紙を書く時、座って目の前に紙を置いて、ペンをとった時、まず「何を書こうかな」と考えますね。相手の顔を思い浮かべたり、相手とした会話を思い出したり。そうやって記憶を探るとき、大脳辺縁系にある「海馬」という短期記憶に関与する部分や、長期記憶に関する大脳新皮質の「側頭連合野」が指令を受けます。指令を受けると、聴覚に基づく記憶が呼び起こされ、その記憶が音に変換され、音を仮名に、仮名から漢字に変換していきます。

そして、変換が完了した文字をいざ「書く」となった時、大脳新皮質の「前頭連合野」が手の動きなどを指示し、微妙な力の入れ具合などまでも調整します。書けたら即座に字が間違っていないか、きれいにかけているか、視覚情報を処理する「後頭連合野」がチェックしてくれます。私たちが何気なくしている事ですが、脳は横や前や後ろや表面や奥の方や様々な部分を使って連携を密にしながらフル活動してやってのけてくれます。そういう活動が普段あるかないかでは、脳への刺激はやはりちがってきますね。もちろん、書くことに限ったことではないですが、なんとなくしていることのメカニズムを少し考えるだけでも、なんだか自分の身体が愛おしくなってしまいますよね。
◇書く、といえば日記でも同じ?
ここまでだと、日記を書くのと同じじゃないか、ってなりますよね。愛しい人に手紙を書く、ということにはもう少しだけ特典が。ラブレターを書く時の脳についての研究論文を探したんですが、残念ながらありませんでした…が、愛情を感じると感情を司る脳の部分の血流量が上がる=活性化するという報告はありました。やはり、日記より明らかに感情が高ぶる「ラブレター」は+α 脳にいい影響があると思います。

今日はせっかく「ラブレターの日」ですので、日頃の想いを込めて手紙を書いてみてくださいね。私も書いてみたいと思います。あまりそういう事をしないような相手からもらうと、とっても嬉しいと思うので、ふだん書かないなぁと思う方ほど、ぜひ。
まだまだ伝えたいことはたくさんありますが、今日はこのへんで。それでは、また。