クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)について、気になっていらっしゃる方へ長年この施術法を行ってきて感じてきたことを少しお伝えしたいと思います。
今、ご自身のお身体の悩みと向き合っている方に届きますように。
「クラニオセイクラルセラピー」と検索すると「脳脊髄液の循環を改善し、脳神経系のストレスを緩和することで、自然治癒力を高め、心身の緊張を和らげ、自律神経の調整を促す」となんとなく怪しい感じがする説明が出てきます。
脳脊髄液の循環調整なんて外部からの刺激で簡単に変わるものなの??と思いますよね。
そして、外から目で見ることができない脳脊髄液の流れ、これが滞ってるか否か判断できるのか??この鍵となるのが「頭蓋骨」です。脳脊髄液が循環するためには、ある程度頭蓋骨が膨らんだり縮んだりする必要があります。その膨らんだり縮んだりするサイクルは1分間に6~12回。人間の身体にあるリズムとして「呼吸のリズム(二次呼吸)」がありますが、それとは別のリズム、これを「頭蓋仙骨リズム(一次呼吸)」と言います。健康な身体であれば、大きくゆっくりとしたリズムで動きますが、不調がある時などは小さく小刻みに動くとされています。
この骨の動きを調整することで脳脊髄液が健全に循環しやすい環境を整える、これがクラニオセイクラルセラピーの目的です。脳脊髄液は脳を守るように頭の中を流れ、脊髄全体に流れています。頭蓋骨にとどまらず、背骨に対し軽いタッチで触れ、今あるその方の一次呼吸のリズムを骨の動きから把握し、必要な調整をしていきます。
その方の今のリズムをつかむことから始まるセラピーですので、ソフトタッチでしかできないセラピーです。大きくゆっくりしたリズムを取り戻すにはマッサージのような押圧も骨格矯正のような瞬発的な操作も行いません。今ある、その方のリズムを少しずつ大きくゆったりとしたものへとサポートしていきます。
私がこのセラピーを行うようになってから25年、多くの方のリズムと向き合ってきました。リズムにも癖があります。縮こまったまま、なかなか膨らまない方。膨張したように膨らみ、なかなか締まっていかない、そんなリズムの方もいらっしゃいます。締まったり膨らんだり(ゆるんだり)のリズムはあるけれど、とても短く幅がないリズムの方。本当にさまざまです。
理想のリズムというのはどういうものなのか、それを学べる場面はありません。それは生きている限り大なり小なり不調を抱えていない方はいないからです。完全に健康体の方の頭蓋仙骨リズムを感じられる、その学びの場面があれば一番いいのかもしれませんが、それはむずかしい。もちろん、研修で施術の基本は学んだ上で始めましたが、その方のリズムに合わせた調整なので、全員同じことを行えばよいわけではありませんでした。乱れたリズムが調整によって整っていく、手の中でリズムを取り戻していくのを感じるとともに呼吸が深くなっていったり、施術の際中に「手足があたたかくなってきた」「唾液が出てくる」「おなかがぐるぐる動く感じがする」といった反応をおっしゃる方、施術後に「頭が軽くなった」「その日の夜おつうじがすっきり!」や「ひさしぶりにぐっすり寝れて、すっきり起きることができた」「翌日の顔のむくみがなかった」「頭痛でつらい日が減った」「かみしめが楽になった」などの不調改善の声をいただいてきました。マイナスの状態からゼロ、フラットの状態に戻していく感覚を多く経験してきましたので、その経験に沿って今も調整をしています。
私たちの仕事は人のお身体に触れ調整をする仕事ではありますが、施術の方法により触れ方は様々ですし、その方の今の状態を知るための診方も様々です。私も多くの方法を使って調整をさせて頂いていますが、その中でもクラニオセイクラルセラピーはお客様の身体や思考の癖などを感じられる、とても大事な手技の1つです。すごく疲れています!と言っている方の中でも、まだパワーが残っている方もいますし、逆にそんなに疲れてないです、と言っていても、すでにSOSの状態になっている方もいます。そのような表面に出てこない、その方の隠れたコンディションを把握し、サポートできる、とても良いセラピーだと思っています。
どんなセラピーか、受けてみないとわかりませんね 笑
ご興味があれば、ぜひお問い合わせください。